リザルト
STAGE 3 宮崎日南ステージ
-
ステージ優勝
OLIVEIRA Ivo
[UEX]
-
ベストジャパニーズ賞
OKA Atsushi
[ABZ]
-
敢闘賞
JEGAT Jordan
[TEN]
-
総合時間賞
OLIVEIRA Ivo
[UEX]
-
ポイント賞
OLIVEIRA Ivo
[UEX]
-
山岳賞
LEDESMA GARCIA Gerard
[VCF]
-
新人賞
DELLE VEDOVE Alessio
[XAT]
-
チーム賞
トタルエナジーズ
[TEN]
※各賞をクリックすると以下の順位表が切り替わります。
| NO | NAME | TEAM NAME | COUNTRY | GENERAL RANK | GENERAL TIME | GENERAL TIME BEHIND | CLIMBER | POINT | YOUNG RIDER | STAGE RANK | STAGE TIME | STAGE TIME BEHIND | BEST JAPANESE | MOST COMBATIVE |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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|
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【レースレポート】STAGE 3 宮崎日南

がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026 宮崎日南ステージ(第3ステージ)
2026年10月12日(月)、がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026 大会最終日となる宮崎日南ステージが宮崎県で開催され、集団のスプリントを制し2日連続でステージ優勝を飾ったイヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)が総合優勝に輝いた。
大会最終日は、宮崎県ひなた宮崎県総合運動公園を出発し、日南市を経由して宮崎県庁に至る116.1kmのコース。終盤に日南市の黒潮ロードと大戸野越の1級山岳ポイントが連続するため、総合成績を狙う選手たちによる激しい争いが予想された。

宮崎日南ステージのスタートに先立ってテープカットが行われた。左から髙橋透⽇南市市⻑、河野俊嗣宮崎県知事、池辺和弘ツール・ド・九州2026実⾏委員会会長、永⼭英也宮崎市副市⻑。みやねこ、みやざき⽝、にちなんぢゃ様も駆けつけた。
朝から陽光が照りつけ気温が上がる中、各賞リーダージャージを着る選手たちを先頭にスタートしていく。安全なレース運営のためニュートラル区間の延長措置が取られ、レースは116.1kmに短縮された。中間スプリントポイントが日南市星倉で2回競われることになり、中間スプリントポイントや山岳ポイントがより短い距離に凝縮されたレースとなった。

ひなた宮崎県総合運動公園をスタートしていく集団。
スタート直後からワールドチームを含め多くの選手がアタックを繰り返す展開となり、16kmを走ってようやく逃げが決まる。アレッサンドロ・イアッキ(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)、小石祐馬(キナンレーシングチーム)、ラマン・ツィシコウ(リーニン・スター)、ジェビン・ユン(ルージャイ・インシュランス・ウィンスペース)、アドネ・ヴィレムヤン・ファン・エングレン(トレンガヌ・サイクリングチーム)、イェロン・メイヤース(ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング)、ニコル・パレハ(ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング)の7名のうち、イアッキや小石、ファン・エングレンは同タイムで総合上位につけている。

序盤に形成された7名の先頭グループ。
フィニッシュまで84kmを残した日南市飫肥城下町の中間スプリントポイントは逃げからツィシコウが先頭で通過。チームメイトのルーク・マッジウェイのために、ライバル選手のボーナスタイム獲得を自らが先頭通過することで阻止した格好だ。
リーダーチームのUAEチームエミレーツ・XRGがコントロールする集団は逃げとの差を1分30秒ほどでコントロール。残り71km地点の中間スプリントポイント星倉では、再びツィシコウが先頭通過を果たす。

中間スプリントポイント飫肥城下町を先頭通過したラマン・ツィシコウ(リーニン・スター)。
メイン集団ではフィニッシュまで残り64.3kmと距離を残した3級山岳楠原でトタルエナジーズが総攻撃に打って出る。3級山岳を終えた下りでメイン集団は逃げていた選手を全て吸収。続く中間スプリントは総合上位狙いの選手たちで争われることになった。
残り56.1km地点、2回目の星倉の中間スプリントポイントで先着したのは個人総合時間賞リーダージャージを着るオリヴェイラだった。さらなるボーナスタイムを加算し、総合優勝に向けてライバルたちの士気を削ぐ走りを見せる。

この日3度目の中間スプリントポイント星倉を先頭で通過したのは個人総合時間賞リーダーのイヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)だった。
続く1級山岳黒潮ロードではトタルエナジーズが登り口からハイペースを刻み、残り52km地点でジョルダン・ジェガットがアタックして単独先頭に出る。ツール・ド・フランス総合10位のクライマーの攻撃に、UAEチームエミレーツ・XRGはアシストを動員してその差を埋めにかかる。

単特で飛び出したジョルダン・ジェガット(トタルエナジーズ)。
ジェガットは力強く逃げ、黒潮ロードに続き1級山岳大戸野越も単独先頭で越えた。1分11秒差で続くメイン集団はUAEチームエミレーツ・XRGがコントロールを失う場面もあり、フェデリコ・イアコモーニ(TEAM UKYO)らのアタックを許したが、下り区間でケヴィン・ヴェルマーク(UAEチームエミレーツ・XRG)がまとめ上げ、残り11km地点でジェガットを吸収することに成功する。
その後の平坦区間では、25名ほどに絞られたメイン集団からステージ優勝を狙うアタックが頻発したがいずれも決定打に欠け、宮崎県庁前で2日続けての少人数スプリントに持ち込まれた。

スプリントを制し、総合優勝を決定づけたイヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)。
このスプリントはチームメイトのサポートを受けた総合2位のマッジウェイが先行したが、その後ろにつけたオリヴェイラが伸びを見せ逆転。前日に続きフィニッシュラインを先頭で切った。オリヴェイラはこのステージ優勝により文句なしの総合優勝を遂げている。世界屈指のスピードマンとして知られる彼だが、これが意外にもキャリア初のステージレースにおける総合優勝だった。

鹿島建設株式会 社九州支店 執行役員支店⻑ 田川勝明氏とステージ優勝のイヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)
宮崎日南ステージ(第3ステージ)結果
1位 イヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG) 2時間34分46秒
2位 アレクサンドル・ドゥレトル(トタルエナジーズ)
3位 ルーク・マッジウェイ(リーニン・スター)

株式会社マイナビ取締役 上席執行役員 小作正幸氏と左からルーク・マッジウェイ(リーニン・スター)、イヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)、アレクサンドル・ドゥレトル(トタルエナジーズ)
個人総合成績
1位 イヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG) 8時間47分36秒
2位 ルーク・マッジウェイ(リーニン・スター)+16秒
3位 アレクサンドル・ドゥレトル(トタルエナジーズ)+26秒

ツール・ド・九州 2026 実行委員会 会⻑/一般社団法人九州経済連合会 池辺和弘会⻑とチームトタルエナジーズ
チーム総合優勝 トタルエナジーズ ロメン・シカール監督のコメント
この大会で好成績を収めることはチームにとって重要なことでした。しかしそれ以上に、私たちにとって九州への参戦は数年前から続いており、ツール・ド・九州は特に気に入っているレースです。ここではいつもとても温かい歓迎を受けますし、レース形式も絶妙でコースも素晴らしいです。ここでチーム総合優勝を挙げることができ嬉しく思います。

株式会社マイナビ取締役 上席執行役員 小作正幸氏と個人総合時間賞リーダーのイヴォ・オリヴェイラのコメント

ブリヂストンサイクル株式会社 常務執行役員 雀部俊彦氏とポイント賞総合のイヴォ・オリヴェイラ
ステージ優勝・個人総合時間賞リーダー・ポイント賞総合のイヴォ・オリヴェイラのコメント
「キャリアで初めてのステージレースでの総合優勝は本当に特別です。この瞬間をいつまでも心に刻み続けます。実は、自分の脚の状態が良いと分かっていたので自信はありました。ただトタルエナジーズがチーム総出でアタックを仕掛け、とんでもない攻撃を見せてきました。ただ、ケヴィン(・ヴェルマーク)がラスト30kmでそばにいれば、追いつけることもわかっていました。彼がいなければ、私はこのステージを勝ち取れなかったし、総合優勝もできなかったと思います。日本でのステージレースは初めてでしたが、よくオーガナイズされていることに驚きました。この素晴らしい国に来て、総合優勝を果たせたことを心から嬉しく思います」

株式会社NIPPO 執行役員 九州支店長 藤野俊哉氏と新人賞総合リーダーのアレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェ
新人賞総合リーダーのアレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェのコメント
「昨日はメカトラでステージ20位に終わりましたが、今日は自分が不調の時も仲間がいてくれて、チームとしてよく走れたと思います。いいスプリントができる足があって、ここでのステージ5位という成績には満足しています」

サントリーフーズ株式会社 九州支社 企画部⻑ 浜中拓也氏と山岳賞総合リーダーのジェラルド・レデスマ
山岳賞総合リーダーのジェラルド・レデスマのコメント
「山岳賞2位の選手が逃げに入ったので、ジャージを失ったと思いました。でもトタルエナジーズがものすごいペースで走ったため、逃げを捉えることになり1級山岳を2位通過できました。ただその走りで空っぽになり、最後の1級山岳で遅れて総合4位を失ってしまいました。山岳賞ジャージを獲得できたのは幸運でした。またボーナスタイムを狙う走りをして、いつかは総合優勝や表彰台を狙えればと思います」

福岡トランス株式会社 代表取締役 小海 寛氏とベストジャパニーズライダーの岡篤志
ベストジャパニーズライダーの岡篤志のコメント
「最終日ということで登りでのアタックもきつくて、かなり厳しい場面があったんですがぎりぎりで耐え忍ぶことができ、最後のスプリントに残れました。いい位置にいたんですが両足が攣りかけていて、もがき切ることができなかったのは悔しさが残ります。次のレースに向けていいイメージで終わりたいとも思っていて、全力を尽くした上でのステージ6位というまずまずの結果だったのは良かったと思います」

九州電力株式会社 執行役員 宮崎支店⻑/キューデンホールディングス株式会社 執行役員 田中剛弘氏と敢闘賞のジョルダン・ジェガット
敢闘賞のジョルダン・ジェガットのコメント
「山岳ポイントがフィニッシュから離れていたので、難しいレースになることはわかっていました。個人的に勝つのは難しいとも思っていたので、なのでチームメイトと総合成績を上げる走りをしました。早い段階でアタックしましたが、残念ながら一人きりでした。できればXDS・アスタナ チーム、ソリューションテック・NIPPO・ラーリの誰かが来てくれればよかったんですが。とはいえ我々はできる限りのことをやったので悔いはありません」

がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026を彩った3選手。三和酒類(大分県)のスパークリングファイトで喜びを分かち合う笑顔が、激闘を終えた充実感を物語る。異なる強みで九州のステージを駆け抜けたチャンピオンたちが、2027年大会ではどんな走りを見せてくれるのか。新たな戦いへの期待が、早くも高まる。