リザルト
STAGE 1 佐賀・福岡ステージ
-
ステージ優勝
MALUCELLI Matteo
[XAT]
-
ベストジャパニーズ賞
HONDA Haruhi
[VCF]
-
敢闘賞
BREGNHØJ Mathias
[TSG]
-
総合時間賞
MALUCELLI Matteo
[XAT]
-
ポイント賞
MALUCELLI Matteo
[XAT]
-
山岳賞
OLIVEIRA Ivo
[UEX]
-
新人賞
DELLE VEDOVE Alessio
[XAT]
※各賞をクリックすると以下の順位表が切り替わります。
| NO | NAME | TEAM NAME | COUNTRY | GENERAL RANK | GENERAL TIME | GENERAL TIME BEHIND | CLIMBER | POINT | YOUNG RIDER | STAGE RANK | STAGE TIME | STAGE TIME BEHIND | BEST JAPANESE | MOST COMBATIVE |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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|
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【レースレポート】STAGE 1 佐賀・福岡

ステージ1 佐賀・福岡ステージ優勝のマッテオ・マルチェッリ(XDS・アスタナ チーム)
がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026 佐賀・福岡ステージ(第1ステージ)
3日間の日程で行われるステージレース、がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026の初日となる佐賀・福岡ステージは佐賀県唐津市から福岡県福岡市までの152kmで行われ、福岡市内中心地、天神での集団スプリントをマッテオ・マルチェッリ(XDS・アスタナ チーム)が制した。マルチェッリは個人総合時間賞でもトップに立ち、ブルーのリーダージャージを獲得している。
4年目を迎えるマイナビ ツール・ド・九州が、初めて佐賀県で開催された。玄界灘を臨む佐賀県唐津市の波戸岬から、選手たちは3日間の戦いへと出発した。

佐賀・福岡ステージのスタートに先立ってテープカットが行われた。左から名護屋⼩学校6年生の古舘丈治さん、峰達郎唐津市長、池辺和弘ツール・ド・九州2026実⾏委員会会長、副会長 ⼭⼝祥義佐賀県知事、デザイナーの先崎哲進氏。
ルートの序盤に山岳ポイントが3つ、中間スプリントポイントが2つあるため、山岳賞ジャージを着たい選手からボーナスタイム獲得を目論む総合成績狙いの選手まで多くの思惑が交錯。9km地点に設定されたこの日最初の山岳ポイントを待たずして、ワールドチームの選手を含む12名の逃げが形成された。

序盤に強力な12名の先頭集団が形成された。日本人としては唯一小石祐馬(キナンレーシングチーム)が入った。
先頭集団を構成したのはイヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)、アレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェ(XDS・アスタナ チーム)、ジョルダン・ジェガットとファビアン・ドゥベ(共にトタルエナジーズ)、ベン・グランジャー(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)、小石祐馬(キナンレーシングチーム)、カーター・ベトルズ(ルージャイ・インシュランス・ウィンスペース)、ルーク・マッジウェイとカラム・ジョンストン(リーニン・スター)、トンマーゾ・ダーティとニコロ・ガリッボ(TEAM UKYO)、ジェラルド・レデスマ(VC福岡)の12名。
前日の佐世保クリテリウムで好調さを魅せたオリヴェイラやデッレ・ヴェドーヴェを含む強力な12名はみるみるメイン集団との差を拡大。一時は2分近くまでその差を稼ぎ出す。周回コースに3度通過する菖蒲峠の山岳ポイントはすべてオリヴェイラが先頭通過。この日を終えての山岳賞ジャージ獲得を決めている。

序盤の山岳ポイントを3つ連続で先頭通過したイヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)
この先頭グループで争いが激化したのは、20.7km地点のルート・グランブルーと63.8km地点の唐津城に設定された中間スプリントポイント。いずれも先頭通過で得られる3秒のボーナスタイムを争ってスプリント勝負が繰り広げられたが、2つともオリヴェイラが獲得。ここまでのポイントを総取りする走りを見せる。

佐賀県唐津城の中間スプリントポイントを先頭で通過するイヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)。
このオリヴェイラの存在を危険視したのは同じくワールドチームであるXDS・アスタナ チーム。逃げにデッレ・ヴェドーヴェを送り込んでいるが、マッテオ・マルチェッリでの集団スプリント勝利に向けて逃げを潰しにかかる。

XDS・アスタナ チームがメイン集団を牽引し逃げ集団を追いかける。
虹の松原を抜け、福岡県へと入ったレース中盤で12名の逃げは吸収され、レースは振り出しに。ワールドチームが集団をコントロールする中、マティアス・ブレンホイ(トレンガヌ・サイクリングチーム)、ディラン・ホプキンズ(ルージャイ・インシュランス・ウィンスペース)、アレクシス・パガラ(ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング)の3名が残り55kmで先行した。

レース中盤に形成されたブレンホイ、ホプキンズンス、パガラの3名の逃げ。
総合成績を見据えて中間スプリントでのボーナスタイムが欲しかったというブレンホイが狙い通り残り44.6km地点の志摩中央公園を先頭通過。そしてここからこの3名とメイン集団との綱引きが始まった。
「あえてゆっくり走った」とレース後にブレンホイが語った通り、先頭3名は戦略的にメイン集団との差を維持しながらフィニッシュに近づいていく。九州大学伊都キャンパスに設置された山岳ポイントはパガラが先頭通過を果たした。

九州大学の構内に設定された山岳ポイントへ入るメイン集団。
残り20kmを切ってタイム差は1分7秒。逃げ切りも見えてきた先頭3名だったが、追い込んでくるメイン集団には抗えず。最後まで粘ったブレンホイが残り5kmで吸収されると、集団はひとつとなって九州の大都会福岡の天神へと突入していく。

福岡市天神の大通りを舞台に繰り広げられた集団スプリント。大歓声が選手を包みこんだ。
各チームが入り乱れる展開の中、アシストに引き連れられ好ポジションで最終コーナーを抜けたのはマルチェッリ。残り200mからスプリントを開始すると、誰も寄せ付けずステージ優勝を飾った。2位にマッジウェイ、3位にデッレ・ヴェドーヴェと序盤の逃げに入った選手が好走を見せている。

佐賀・福岡ステージを制したマッテオ・マルチェッリ(XDS・アスタナ チーム)。
ステージ6位に入った本多晴飛(VC福岡)はベストジャパニーズ賞を獲得し、所属チームの地元福岡に華を添えた。

鹿島建設株式会社 九州支店 執行役員支店長 田川 勝明氏と佐賀・福岡ステージ優勝のマッテオ・マルチェッリ
佐賀・福岡ステージ(第1ステージ)結果
1位 マッテオ・マルチェッリ(XDS・アスタナ チーム)3時間9分51秒
2位 ルーク・マッジウェイ(リーニン・スター)
3位 アレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェ(XDS・アスタナ チーム)
個人総合成績
1位 マッテオ・マルチェッリ(XDS・アスタナ チーム)3時間9分41秒
2位 ルーク・マッジウェイ(リーニン・スター)+2秒
3位 イヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ・XRG)+4秒

株式会社マイナビ 代表取締役 社長執行役員 栗井俊介氏と個人総合時間賞のマッテオ・マルチェッリ

株式会社ブリヂストン取締役代表執行役 EAST CEO 田村亘之氏とポイント賞リーダーのマッテオ・マルチェッリ
ステージ優勝・個人総合時間賞&ポイント賞リーダーのマッテオ・マルチェッリのコメント
「このツール・ド・九州の3日間で今日が一番の集団スプリントのチャンスだと思っていました。序盤の逃げに(イヴォ・)オリヴェイラが入ったことで、簡単なレースにはなりませんでしたね。しかも体調があまり優れず、とにかく自分のスプリントに集中することにしました。ニキフォロスが完璧なリードアウトをしてくれたので、あとは持てる力を全て路面にぶつけました。今日勝てたので明日はリーダージャージを着用してのレースです。チームとして総合成績を考えていきたいと思います」

株式会社NIPPO 執行役員 九州支店⻑ 藤野俊哉氏と新人賞リーダーのアレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェ
新人賞リーダーのアレッシオ・デッレ・ヴェドーヴェのコメント
「今日はマル(チェッリ)でスプリント勝利を狙うという明確なチームプラントと共にスタートしました。序盤の逃げが強力だったので、自分はそこで機を伺いつつ、チームとしては差を詰めていく展開でした。終盤に3人が逃げた時は、私も集団を牽引して追いかけましたが、それでもまだ足が残っていたのでスプリントでもがいたら3位でした。出来過ぎなくらいの一日で、ずっと忘れることはないと思います」

サントリーフーズ株式会社 執行役員 九州支社⻑ 森本裕氏と山岳賞リーダーのイヴォ・オリヴェイラ
山岳賞リーダーのイヴォ・オリヴェイラのコメント
「序盤に大きい逃げグループが出来かけていたので、誰かが入らないといけませんでした。そこで入った自分が山岳賞ジャージを獲れたことはボーナスです。それに2つの中間スプリントでボーナスタイムを獲得できたのも、総合成績の面で上出来です。今自分に調子の良さを感じているので、明日以降の山岳もこなせるはず。全力を尽くして戦います。昨日や今日のように、表彰台に乗ることでこのレースへの敬意を表したいと思います」

福岡トランス株式会社 代表取締役 小海寛氏とベストジャパニーズ賞の本多晴飛(VC福岡)
ベストジャパニーズライダーの本多晴飛のコメント
「最近スプリントの調子がいいんです(笑)。チームの地元の福岡ステージということで、なんとしてもいい走りをしたかった。表彰台の中央とはいきませんでしたが、なんとかベストジャパニーズ賞を獲れたのでひと安心です。唐津からここ天神まで、100km以上あるルートの沿道には常にVC福岡のTシャツを着た方がいて、頑張らなきゃと気持ちが引き締まりました。ホームレースっていいなって心から思いました」

初めて佐賀県波戸岬をスタートし、九州の大都市、福岡の中心地、天神にフィニッシュするという挑戦的な一日となった佐賀・福岡ステージ。表彰式まで多くのファンが会場に残り、選手たちに温かい声援と惜しみない拍手を送った。