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locus(ローカス)探求プログラム スタート

 「locus」(ローカス)とは、人口減少や経済の縮小といった地方の課題に対して、高校生が地元企業の力を借りながら解決策を模索するという、マイナビが開発した探究学習プログラムです。高校時代に地域や地元企業への関心を高めることで、Uターンや地元就職の促進につながります。
九州経済連合会はマイナビと共催して、国際サイクルロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2024」を通して地域の活性化を考えてもらうlocusプログラムを実施しています。

 

◆インプット

 「Make Kyushu Sustainable ~九州の持続可能な未来のために~」という「マイナビ ツール・ド・九州2024」の基本方針を通じて、「住み続けたくなる街にするために、自分達は何ができるのか」という探究テーマが提示されます。自分たちが暮らす地域の良い点やそうでない点を生徒同士で話し合いながら、まちの課題を自分事として考えていきます。
 ここで大切なのは、できるかできないかで発想を制約せずに「自分ならどうしたいか」を模索する姿勢。まちの課題は「ひとの課題」に直結していることを体感し、仲間や地域との協働で解決・改善の手応えが得られたとき、まちやひとへの愛着や、自分たちへの誇りを感じることができるでしょう。それが探究学習の最終目的、「シビックプライド」の醸成につながります。シビックプライドとは、そこに住む人と地域に関わる人が地域づくりに貢献しようとする自負心や心意気のこと。その第一歩をインプット・事前学習で学びます。

 

◆フィールドスタディ

 「マイナビ ツール・ド・九州2024」に携わる九州経済連合会会員企業・地元企業による出張講義や、レース当日のVIP席へのインタビュー取材などで各企業の取り組みを学び、課題解決に応用します。グループで課題解決策を議論したのち、他地域の高校生とも中間発表&ディスカッション。相互に思考の視点を増やして解決策をブラッシュアップします。地域で活躍する企業を知る機会も得られ、就活の視野も広がります。